佐藤亮 陶芸展


昨日、陶芸家佐藤亮さんの個展を見に銀座の和光に行きました。佐藤さんは同僚Uさんの旦那さまの学生時代からのお友達です。
http://www.wako.co.jp/exhibitions/269
日本橋にも用事があったので、つれあいとテクテク歩いて日本橋から銀座まで。。。丸善明治屋、京橋、テアトル銀座では志の輔師匠が「大河への道」を再演中。。。素晴らしかったな〜龍馬ばかりが日本の独立を守ったわけじゃない・・・江戸の学問文化のクオリティーの高さも大きく貢献していたんだとしみじみ納得させられました。http://d.hatena.ne.jp/fumfum235/20110125/1295967900

有名ブランド店もあれば、アオキもあり・・・銀座通りのお散歩は地下鉄2駅分でしたが、暑さに負けずに楽しめました。
富裕層御用達百貨店?の和光にはちょっとビビりながら入店しましたが、6階の会場に入ると佐藤ご夫妻に優しく話しかけていただき、平常心を取り戻しました。
風の帰る道 というテーマにそった 流れるような展示レイアウトにいざなわれて、温かみのある作品を堪能しました。身近な野鳥や山野草を愛情込めて描いているところは酒井抱一のようです。柔らかな色の重なりと余白に風や雨や空気を感じました。
具象から離れて文様となったモチーフはプラトンの言うイデアのようなものなのかな?
最近作の陶額のシリーズは先日見てきたばかりのパウル・クレーの作品群を連想しました。磁器の表面に麻目をつけたり、木目をつけたりしてマチエールを作って、その上に色で遊んでいるような自在な絵付けがほどこしてありました。手仕事の喜びを感じる作品でした。
http://d.hatena.ne.jp/fumfum235/20110619/1308491254

ゴチャゴチャとモノであふれた我が家をもうちょっとすっきりさせたら、すてきな花瓶や陶額を飾ることができるかなぁ・・・がんばろう!


このお皿は2年前に購入しました。カタクリの花をちょっと幾何学的にデザイン化しているところに一目惚れしました。お皿の裏側も面白いでしょ?
そう言えば、尾形乾山の器も側面から裏側まで見どころ満載。それでいてしつこくは感じないんですよね。作る喜びは感じるけど、「どや?」的したり顔は感じない。。。それって結局作者の人柄なのかしら?