節分


近所のスーパーで表裏とも無地の段ボールをもらえたので、保育室の飾りに鬼を作ってみました。鬼をすご〜く怖がる子がいるので、かわいさを追及しました(笑)紙製の豆やボールを当てて遊びます。

保育室で毎月出しているお便りに載せてもらった作文がちょっと好評だったので、こちらでも紹介させて下さい。(^^ゞ

連日晴天が続き、散歩先の公園では日差しのまぶしさと凛と咲く梅や蝋梅の花の香りに小さな春の訪れを感じます。《笑》と《咲》は同じ古い字から生まれたそうです。広辞苑を引くと《笑う》にも蕾が開くという意味がありました。水仙やチューリップなど春の花が咲く姿は子どもたちの笑顔を連想させます。
 子どもたちは幸せを見つける感度がとても高く、青空に飛行機雲を見つけた時も清掃車のおじさんが手をふってくれた時も蟻や形の良い小石を見つけた時も花のように笑って、まわりの友だちやスタッフと喜びを分け合おうとしています。面白いものをみつけてハイハイしている時や追いかけっこして走っている時はからだ全体から喜びがあふれています。びっくり!きれい!できた!おもしろい!・・・大人になるにつれて、頭は固くなりがちですが、子どもたちの幸せ感度をおすそ分けしてもらって、私たちもいきいきと笑顔で過ごしたいですね。

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すばらしい児童文学者で、名編集者でもあった石井桃子さんは晩年、色紙に「子どもたちよ、子ども時代をしっかりたのしんでください。おとなになってから、老人になってから、あなたを支えてくれるのは、子ども時代の『あなた』です」と書かれたそうです。

子どもたちには喜怒哀楽の感情をたっぷり味わい、五感を働かせ、目いっぱい遊び呆ける時間と空間と仲間を確保してあげたいです。少なくとも保育者として子どもの幸せ感度を曇らせる存在にはなりたくないな〜と思っています。