若い人がいっぱい!


昨日は炎天下の中、高校時代の友人R子ちゃんと美術館のハシゴをしました。一軒目は山種美術館で『江戸絵画への視線』展。酒井抱一の「秋草鶉図」が良かったです。鶉の写実性と秋草の様式美のバランスが絶妙。更に本来は銀色だった月が酸化して黒くなってしまっている部分が抽象画みたいで不思議な魅力をたたえています。
バスに乗って渋谷に移動し、Bunkamuraザ・ミュージアムで『ブリューゲル版画の世界』展へ。チケット売り場は長蛇の列。普段もっぱら新聞販売店からいただく招待券で美術展に行っている私は客層の違いにびっくり!「若い人がいっぱい!さすがは渋谷!上野とは違うね〜。」とR子ちゃんとうなずきあいました。若いカップルが多かったのですが、耳ダンボしていると、「キモかわいい!」「楳図かずおみたい」と反応は上々。R子ちゃんと私も「諸星大二郎みたい」「ベルセルク〜」「ボッシュそっくり」「お寺の地獄図絵と同じだね〜。描くのは楽しそう!」と盛り上がりました。この展覧会はHPがすご〜く充実しています。
http://bruegel.jp/exhibition.html
夕方新宿の紀伊國屋書店本店の画廊でT子ちゃんと合流し『わたなべまさこ花郁悠紀子 幻想の旅』展を見ました。わたなべまさこさんは1929年生まれ。私は子どもの時、この方のマンガ(『ガラスの城』)が苦手でしたが、創作エネルギーには感服しました。1980年に花郁悠紀子さんが26歳で亡くなられたことは残念でなりません。もっともっと描きたい世界があったでしょうに・・・。
西口の天狗で飲んだり、食べたり、おしゃべりしたり・・・9時過ぎにN美ちゃんの顔も見れて、旦那さまにもご挨拶できました。
R子ちゃんが上京してくれたお陰で、とても充実した休日でした。