「ホーホー」の詩ができるまで

「ホーホー」の詩ができるまで

「ホーホー」の詩ができるまで

11月13日に日経ホールで行われた、みんぱく公開講演会に行ってきました。
テーマは「育児の人類学、介護の民俗学」。主催は国立民族学博物館日本経済新聞社です。
ダウン症のあるお嬢さんを育てている人類学者の信田敏宏さんとデイサービスの利用者さんへの聞き書きを行い、介護民俗学という実践を行っている六車由美さんが講師でした。助ける・助けられる、支援する・支援されるという一方通行の関わりではなく、相互に与えあう関係の大切さ、関係への気づきということを考えさせられました。

信田さんがパワーポイントで紹介されていたお義父さまの言葉がすごく印象に残ったのですが、レジュメには出ていなかったので、ご著書から抜き書きしておきます。

「この子にはハンディがあるかもしれへんけど、どんなすばらしい人生が待っているかわからへん。悲観したらあかんで。人生は良い方、良い方に考えていかなあかんで」

パワポで紹介されたお嬢さんの描かれた絵が明るい色遣いでとても素晴らしかったです。生きている幸せ、愛し愛されている幸せが内側から輝いている絵でした。

レジュメが挟んであった、クリアーファイルと紙袋のデザインもステキでした。