チョコレートドーナツ

http://youtu.be/uAeb4Ze3fKk
今日は新宿シネマートで「チョコレートドーナツ」を見てきました。
実話に基づく映画だそうです。
麻薬中毒のシングルマザーに育てられた、ダウン症の男の子(マルコ)の好物はチョコレートドーナツ。ジャンクフードで育っているので、家庭的な普通のあたたかい食事は苦手な様子。
脚本がとても良くて、だれるシーンはまったくありませんでした。たまたま出会ったマルコを放っておけないルディーのストレートな物言いと歌、愛情あふれるまなざし。。。直情径行すぎる恋人に振り回され、職を失っても、自分の知識と経験を武器にして共に戦うポール。
あ〜良い映画を見たな〜と満足しました。
(実話と聞くとちょっと躊躇しますが・・・)ゲイカップルを白眼視する敵役たちも魅力的。マルコの監護権(一緒に暮らすための親権のようなもの)を争う法廷シーンは法廷ものの面白さも十分備えていました。

愛にあふれる家族ものであり、男同士の恋愛ものであり、音楽映画であり、リーガルものであり、ネグレクトetc..の社会派映画でもあるのに、消化不良な感じが一切なく、アメリカンニューシネマの雰囲気さえ漂っていました。

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人はみんな違っていて良い。曇りのない目で弱い立場の人の幸せを考えてほしいという願いが映画から静かに伝わってきました。